食 卓 会 話
週末は3人で食事をするようにしている
カトペー家の食卓会話
気になるでしょ


将軍様は4時頃から飲み始める
ゆっくり料理をしてくれといいながら
つまみを探しに台所をウロウロする
本格的に食事が始まる時間はだいたい5時 
この頃にはもう既に出来上がっている


「乾 杯〜」

「今日は頼みがあるんだ。」

「ダーリン君、俺が死んだら葬式は質素にな」
こう言われるとダーリンは困るらしい
「判りました」というのもおかしいし
苦笑いして「そんな話しなくていいよ」と言う


「そうか(笑)」

2分後
「まずバックミュージックはカンツォーネにしてくれ
霊柩車は黒のシンプルなボックスタイプ
お坊さんのお礼は奮発しなくてもいいから人並みにな」

「せっかく揃ってるのにそんな話しいいよ」
「そうか〜 そうだよな」

そして1分後
「ダーリン君、家の権利書はあそこにあるからな
それから来てくれた方には失礼のないように接待してくれよ」

「そんな話は止めましょうよ」
「そうだな うん、そうだそうだ」


2分後
「で、葬儀場でした方が手間はいらないから」

「将軍様ーー止めましょうそういう話は」
「そうだな ハハハ そうだなあ〜」

1分30秒後
「質素にな、でも来てくれる人にはちゃんとな
お香典はご辞退にしよう うん、それがいい そうだそうだ
えーーとあとは、祭壇は豪華じゃなくていいんだぞ
お寿司とお酒とビールを用意して・・・
ウーロン茶も必要だなあ」

「将軍様、宴会じゃないんだから心配しなくても大丈夫ですよ」
「そうかーー 心配で心配で死んでも死にきれないよ〜」

「大丈夫だよ、心配してる人が一番長生きだよ」
「そうか?でもなダーリン君、俺に任せておけって言ってくれよ〜
そうでないと俺は心配で夜も眠れないんだよ」

そういわれても義父の葬式の話を
「はい任せておいて下さい」
というのも困るらしい。

「親戚の宿泊はプリンスホテルにするか〜」
そのうち、お酒も絶好調



「頼むから言ってくれ〜言ってくれよ〜〜」
「え・・・そんなこと言わないで長生きしてくださいよ〜」
「いやーーだめだ それじゃーだめだ
頼むよ〜ほんとに頼むよ俺の葬式を頼むよ」
「いや〜そんな・・・」
「任せとけと言ってくれるまで頼むぞ」
「ええ・・ そ・そんな・・・」
「いやーーだめだ それじゃーだめだ」

ダーリンの目が「どうにかしてくれ」と訴えかける

ちょっとでも口出しようものなら
「おれはダーリンに頼んでるんだ!」と怒鳴られるだけ

こういう会話が1時間ぐらい続く
私は横で苦笑いをして聞いているだけ

もうここで観念しないと修まらないと覚悟を決めたダーリンは
「判りました。葬式は僕に任せてください。
どんと構えて御休みください。
最後までちゃんとお見送りいたします
でいいのでしょうか 

「そうだーーーそれでいいんだーーー よーし安心したぞ
今日はいい晩ご飯だったなあ〜 サー寝るぞ」

おいおい 
来週の週末もこの話題オンリーで〆られるのか


カトペー家の会話 
ありがたいことに
この会話が3年続いています。