真夜中のいたずら


ダーは時々寝言を言う。
その声に吃驚して
飛び起きると天井に人差し指を掲げて
「カトペーの言うとおり〜 
     うん、そのとおり!!

と寝言を言うダーがいた。
私に怒られている夢でも見ていたのであろうか
天井に指を掲げ目はつぶっているが真剣な表情だった

しばらくして別の日に
「うーん、判ったよー 
     判りましたよー はいはい」


精神的に疲れ果てているのか
よっぽどかとぺーが怖いのかなんだか聞いているだけで
可哀想になってくる。

寝言に話しかけるのは良くないと聞いたことがあるが
普通の会話のように話すのでどんな夢なのか知りたくなった

とうとうその日がやってきた
「ムニャムニャ・・・
だから・・・パソコンと端末と幾つ欲しいのさ〜」

「え?」

「欲しいって言ったでしょう」

「端末なんていらないよ、欲しいなんて言ってないよ」

「嘘だーー もうはっきりしてよ。何台欲しいのさー?」

「うーんそれじゃ30台」

「そんなに〜 それじゃーこの壁をぶち抜いて並べなくちゃ」

「それでも30台入るの?どうやってぶち抜くの?」

「上に積み上げればいいよ 参ったなあムニャムニャ
でも頑張るよ 大きな金槌でぶち破れば・・・
よいしょっとそーれ ハー」
グーグー

参ったのはこっちである。
なんで端末機なんだろうか?
パソコンを内緒で買おうとしている表れなのか
しかもちゃんと会話になっている

朝、「なんだか起きたばかりなのに疲れた」と独り言を言っていた

そりゃそうでしょう
大きな金槌で壁をぶち破ってるんだから疲れるわよ。

今度はどんなお話が聞けるのか
内心心待ちにしている私

しばらくたってから私も夢を見た
大きなタンスをしょって歩いていた
重たくて重たくてヨタヨタしながら歩いている
誰かが縛れば楽に運べるよって教えてくれた
おぶい紐をしてタンスをおんぶして坂道を登っている

目覚めたら起きたばかりなのに凄く疲れた

ダーがとっても嬉しそうな顔をしている
何故なんだ???
もしかしたら・・・
気のせいだろうか